何かを上達させたいと思った時の方法について書いてみます。
自分が道を見失った時のために。
基本の基本。を自分が思い出せるために。
私はFXトレードが好きなのでFXになぞらえて書いていますが、これはFXに限ったことではないと思うので、上達させたいものがある人の参考になればなぁと思います。
好きなことには夢を持って飛び込む
”何か”を上達させたい人は、その”何か”をやりたくてその世界に飛び込んできたのだと思います。
私は外貨に興味がありました。
そして、チャートに興味がありました。
けれどFXは難しそうというイメージしか無く、「よくわからなくて恐い」と思っていました。
勉強するうちにそれは少し違うと思うようになりました。もちろん甘く見ると痛い目を見る世界ですが。
それでも、FXについて学び、デモ取引で練習し、どういうものか少し見えてくると、「よくわからなくて恐そう」は、「よくわからないから怖かった」のだと理解しました。
人は多かれ少なかれ何かを始める時には、”上手くなりたい”と思い、上手い人に憧れ、夢を持って始めることが多いのではないのでしょうか。または「好き」という気持ちからのめり込むということもあるのではないでしょうか。
何かを上達させるためには、そのような情熱も大切ではあります。
好きだからかあれこれ手を出してしまう
情熱は大事だけれど、情熱がありすぎて、早く上手くなりたくて、あれもこれもと手を出してしまう。
FXでいうとやたらと聖杯ばかり探してしまうといったところでしょうか。
そんな時はあなたの憧れの上手な人を思い浮かべてみてください。
その人ははじめからそこまで上手だったのでしょうか。
練習もせずに簡単にその上手さを手に入れているのでしょうか。
中には天才的な人もいるでしょうけれど、なかなかそんな人はいませんよね。
センスの違い、向き不向きは多かれ少なかれあるでしょうが、どんなに天才的な人でも練習はします。
上手い人を見ると、とても簡単そうに思えてしまうのですが、それは表面的にしか見えていないのではないでしょうか。
私がこの人はすごいと思うトレーダーさん達はそのすごさを手に入れるまでに徹底的にチャートと向き合っています。来る日も来る日もチャートに向き合って来たからこそ、今の実力を手に入れられているのだと思います。
結論、努力かというと、それだけではなくて、無駄な努力だといくらやっても仕方がありません。
あなた自身が、何も練習しなくてもできてしまう、相場が読めてしまう天才であれば別ですが、私などの凡人は練習しなければ負けて退場になるのが関の山です。
そこで大切なのは練習の仕方なのだと思います。
技ばかりを追い求めてしまう。
初心者が陥ってしまうトラップです。
誰もが一度は通る道かもしれません。
二兎を追うもの一兎も得ず。闇雲に深追いする者も一兎も得ず
Wトップが出たから反転する!逆張りだ!
と、売った瞬間価格は上昇。「いやいや、ここから下がるはず・・・」とポジションを持ち続けて損が膨らみ、もれ以上損が広がるのが恐くて決済した瞬間に価格が下落。
慌てて再度売りを仕掛けた瞬間にまたまた価格が再上昇・・・・
なんて話はFXあるある話で、色々な技を(聖杯を)追い求めすぎ、結果ひとつの技もモノにできない。
何かを上達させたい時のただひとつの方法は反復練習
何かを上達させたい時は、重要度を明確にして、多くても2,3個までに絞って徹底的に繰り返し練習すること。
できればはじめは基本の1個から。
夢が大きければ大きい程、単純すぎる基礎は飽きてしまうかもしれませんし、他のことに目移りしてしまうかもしれません。
ただ、リスクを最小限にして、たった一つの技だけを繰り返し、繰り返し繰り返し繰り返し練習。
その退屈な作業がこそが身に沁み込んでいくのだと思います。
一つの技を体得できたら次の技の習得も早い
徹底的にやりこめば、「体得」するぐらいになるでしょう。
それこそが上達の第一歩。
スポーツでも何でも、基礎トレーニングが重要なのです。
これこそが過去の自分に、そしてうっかり忘れがちになる今の自分に伝えたい「ただひとつ」の方法なのです。