様々な手法があって、どれをどう使うかはトレーダーが100人いれば100通りの使い方があると思います。
誰にでもあてはまる聖杯なんてない。
様々な手法を使って使って自分のものにしていく作業で、体得していくものではないでしょうか。そしてそれがその人にとっての聖杯になる。
私が主に使うのは基本は移動平均線・水平線、そしてフィボナッチ(リトレースメント・エクスパンション・エクステンション)です。
これらが何かという説明はここでは割愛させていただきます。(気になる人はググってみてください。世の中にはわかりやすく説明されているブログも動画もあふれていてとてもありがたいのです。)
何を使うかよりも、どう使うかが大事かなと考えています。
私が重要視しているのは「壁」です。
壁の一つをみていきます。
過去チャートからポンド円の日足
下降トレンド、短いレンジ、上昇トレンド、レンジ、下降トレンドと、トレンドの波が割とはっきりしている期間です。
フィボナッチリトレースメントを目立つ下降と上昇に引いてみました。
下降を緑で、上昇を青で引いています。
と、なると緑のラインは上昇の抵抗帯、青のラインは下降の抵抗帯、ラインが近いところは、上に行く力と下に行く力が拮抗するラインと考えられます。
緑の線と青の線が近いところにわかりやすく色を付けて、その後の下降を4時間足で見てみます。
色を付けたところが力が拮抗するゾーンということになります。
ゾーンのところ、いかがでしょうか。
勢いが止められたり、反転したり、波を付けるポイントになっていますね。
そして、ゾーンのないところはするすると動きやすい。
これを気にしておくだけでも、そろそろ止められるかも?一時的にも逆行するかも?
なんて警戒がしやすくなります。
結果的には売り勢が押し勝って大きな下降の波となりました。